メンタルヘルス

長年双極性障害を患っていると本当の自分がわからなくなる

投稿日:2018年9月22日 更新日:


こんにちは、ヤチヤチルです。

精神疾患に限らず、病気を持っている方は、自分がわからなくなると感じることがあるかと思います。
それは、病気の存在がもたらしたり、病気の症状が影響したりするでしょう。

もちろん、いわゆる健常者も、自分がわからなくなることもあると思いますが、それとはまた違う困りごとですよね。

病気に左右されてしまう生活と自分

病気に左右される生活は、自分をわからなくさせます。

一般的に、症状が現れたり、それに対する治療や療養が必要なので、病気はどうしても生活の一部に溶け込んでしまいます
そして、あまりに大きく食い込んでしまうと、自分を迷わせます。

特に、双極性障害などの精神疾患を長いこと患っていると、生活の中での困りごとが多いため、自分がわからなくなりがちでしょう。

「病気」がアイデンティティとなってしまう

長く病気を患っていると、病気が自分の一部となってしまうことがあります。
それはそれでいいとは思うのですが、過剰なまでに取り込んでしまうと、自分の個性、そしてアイデンティティになりがちです。

つまり、自分を紹介するにあたって、病気が欠かせないものとなってしまうのです。

病気になる前と、病気になった後で、自分を紹介するものが変わってしまうため、自分がわからなくなる人も多いことでしょう。

双極性障害は躁とうつの波に翻弄される人生

私も妻も双極性障害で、Twitterのフォロワーさんにも双極性障害の人も多いのですが、躁とうつに翻弄されてしまうことが多いです。

私のようなⅡ型の双極性障害の場合は、うつ病相に悩まされることが多く、ときおりやってくる平穏も、軽躁という症状なのか、はたまた症状の出ていないフラットな状態なのか、わからなくなります。

軽躁とうつとフラット、果たして本当の私はどれ?と悩まされるのは、双極性障害あるあるでしょう。

どれが本当の自分?どれも本当の自分?どうしたらいいの?

これまで述べたように、病気であるという事実と、病気の症状として現れる姿が、自分という存在を危うくさせます

病気の自分が、本当の自分なの?
病気でない状態の自分が、本当の自分なの?
症状が治まっていないときは、本当の自分ではないの?
症状が治まっているときって、いつなの?
症状が出ているときは、自分ではないの?

本当の自分について考えたとき、色々な疑問や感情がうごめきます。
果たして私たちは、このような気持ちにどのように接したらいいのでしょうか?

私が思うに、2つの接し方があります。

その①:どの自分も自分であると受け入れてみる

一つは、自分を受け入れるという方法があります。

どのような状態であれ自分であるならば、全てひっくるめて受け入れよう、というものです。
一番シンプルな接し方ですね。

ただ、これまで自分がやってきたことに蓋をしたい人には、きついことかもしれません。
過去は過去と割り切って徐々に受け入れよう、という他ありません。

その②:「自分」と「病気」を分ける

もう一つは、「自分」と「病気」を切り分けてしまうことです。

自分は自分、調子が悪かったり、奇行に走ってしまったのは病気のせい、というものです。
自責の念を軽減するには有効かと思います。

ただ、この場合、「病気」と「病気じゃない」の線引きが難しく、結局堂々巡りになりかねません。
精神疾患は、その人自身に引っ付いて回るので、より難しいでしょう。

その①と②の両方をうまく取り入れるのがベスト?

その①も②も一長一短です。

そこで提案したいのがその①をベースにしつつ、その②も取り入れちゃおうというものです。
すなわち、自分を全て受け入れてあげるスタンスでいて、割り切れない点は病気のせいにしてしまおうというものです。

ムシがいいと思うかもしれません。
でも、少しくらい大丈夫と私は思うんですよ。

これまでつらい思いをしてきたよね?

たくさん悔しい思いをしてきましたよね?

多少調子のいいことをしたところで、世間も神様も怒らないのではないでしょうか?
もちろん、他人を傷つけない範囲でですが。

本当の自分と上手く接しよう

双極性障害をはじめとした精神疾患を持つ人は、本当の自分って何?となることが多いです。
それは、病気そのものが、アイデンティティを揺るがすためでもあり、病気の症状で日によって別人のようになるからです。

私たちは、本当の自分と上手に接する方法を考えなければなりません。

今回ご紹介した、自分を全て受け入れるスタンスで、割り切れないことは病気のせいにする、というのは一つの提案です。
どのように接するのが良いのかは、人によって変わるので、参考の一つにしてみてください。

 

以上、ヤチヤチルでした。

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管理人のヤチヤチルです。
双極性障害(Ⅱ型)。手帳2級。
同病の妻と手を取り合いながら暮らしています。
【経歴】
東京大学大学院卒。
IT系企業に就職。1年半で休職、2年で退職。
現在Webライター。
お仕事は、問い合わせ or TwitterのDMにて。


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