こんにちは、ヤチヤチルです。
生きづらさには色々ありますが、「何者にもなれない」と感じて不安を覚えたり、生きづらさを感じていたことがあります。正確には未だにあります。
その理由は何なのか?
妻もそのような経験がありましたが、私と妻では真逆な理由なようです。
共通するキーワードは「人生のレール」でした。
目次
人生のレールに振り回されて「何者にもなれない」と感じてしまう
人生のレールとは、人生を歩んでいくにあたって敷かれた道、道標のようなものです。
人によって差はありますが、一般的には学校を卒業して、就職して、結婚して、子供を授かって、元気に働いたり家事をしながら、老後はゆっくりと生活する、というイメージになるでしょう。
そんな人生のレールは時として人を苦しめます。
ただ、人によって苦しめられ方は異なるようです。
人生のレールから外れることで「何者にもなれない」
レールから外れる、というのは社会一般の認識や、自分の思い描いていた人生から外れるということです。
妻は、学生時代に病を抱え、レールのない社会に放り出され、就職してもうつで倒れて、軽躁でバイトを始めてもうつになるを繰り返していました。
思い描いていたものから外れる、ある種自己実現が難しくなったことに何者にもなれない「生きづらさ」を感じたようです。
確かに一般に言う社会から疎外されて、自分の居場所をなくすことは「何者にもなれない」状態になる大きな要因ですよね。
今、妻がコミックエッセイを世に出したいと思っているのは、自己表現したいのもありますが、何者かになって、一般に言う社会と接点を持つ感覚を取り戻したいのかもしれません。
人生のレールに沿うことで「何者にもなれない」
妻とは対極的に、私は人生のレールに沿うことに、「何者にもなれない」生きづらさを感じていました。
この「何者にもなれない」、というのは病気を発症したと予想されている時期より、少し前から持っていました。もしかしたら、発症の原因かもしれませんね。
なぜ人生のレールに沿うことが「何者にもなれない」につながるのか。
それは、他の人と違う人間となりたかったからです。
当時、私はレールの上を歩く以外に生きる道を見出せませんでした。
そんな人生に「何者にもなれない」、という感覚を感じていました。社会の歯車になることが怖かったのです。
私にとって人生のレールに沿うことが、「何者にもなれない」ことであり、生きづらさであったのです。
視野が狭いと言えばそれまでですし、贅沢といえばその通りです。
それでもつらかったには変わりありませんし、悩みました。
皮肉なもので、今は一般的にはレールから外れた双極性障害を持つ人間となり、職を失って歯車からも外れてしまいました。
「何者にもなれない」は根源的には同じ問題?
思い描いていた人生を歩めない、決まった人生しか歩めない。
これらは、真逆な「何者にもなれない」生きづらさに見えるかもしれませんが、根源的には同じ問題なんだと思うんですよ。
自分が求めているものが違うだけで、自己実現の問題です。
一般に言う普通を目指すのか、一般に言う普通から離れるのか、という違いとなっているだけで、自分はどうありたいか、というところに行き着きます。
それができなくなる時に、「何者にもなれない」生きづらさを感じるのです。
一方で私たちの「何者にもなれない」の相違点は、漠然としながらも達成目標があるか否かでしょう。
これは大きな違いで、その原因はどのような人生を歩んできたかによるかと思います。
自己実現や生きづらさが多様である証拠かもしれません。
今でもレールに振り回されて「何者にもなれない」を感じているのか?
さて、私は人生というレールという呪縛から逃れて生活できているのでしょうか?
答えは、多分できていないです。
ただ、考え方は柔軟になりました。
以前は人生のレールは一つだけと思っていましたが、実はレールは複数存在して、制限はあるもののレールから外れるかも含めて選択の自由はあると考えています。何ならレール自体存在するかあやふやです。
色々な生きづらさは山ほどありますが、「何者にもなれない」からは多少解放されました。
現在はブログで「何者かになる」、ということが実現できているのも大きいです。
「何者にもなれない」で生きづらさを感じているあなたへ
あなたが、人生のレールから外れるのが嫌か、レールに沿って生きるのが嫌か、何も感じていないかはわかりません。
人生は一度きり。
「何者にもなれない」とつらく感じているならば、人生についてもう少し柔軟に考えましょう。
人生何とでもなる、というのは無責任になりますが、人生の歩み方は一つではありません。
選択するというのは非常に難しいことですが、一度人生の選択について考えてみてはいかがでしょうか。
考えるのがつらくなるようなら止めてもいいですし、何か見つかればそれに向かってみてください。
以上、ヤチヤチルでした。
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