こんにちは、ヤチヤチルです。
双極性障害にかかってからも、波はあれど趣味として読書はできていました。
しかし2~3年前から、パタッと本が読めなくなってしまったんですよ。
正確には、最後まで読み切ることができないんです。
鬱が悪化しちゃってるのかな、と思ってたんですが、つい最近、丸々一冊読み切ることに成功しました。
そこで、ただ単に読み切る事への自信喪失から、読書が怖かっただけだと気づきました。
意外とこういうことって、あるんじゃないかと思います。
目次
自信喪失の症状は直接的でも間接的でもある
前もって書きますが、自分に自信がないというのはメンタルの病気の症状、その中でも鬱状態あるあるです。
それを踏まえて読んでください。
鬱の状態に入ると、色々なことができなくなります。
例えば料理や炊事などの家事や趣味などがあります。
読書もその一つです。
メンタルを病んでいる人で、文字が追えないことを経験した方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
一時期で済めばまだいいのですが、そのような体験が長期間続き、積み重なっていくと、だんだんと自信を喪失していきます。
自信喪失は、直接的な症状としても現れますが、間接的にも現れるものです。
そしてどっちがどっちか、わかりづらいんですよね。
今の自分の自信喪失が、病気の症状なのか、経験によるものなのか、判断しにくいと対処に困ります。
前者の場合だと無理せず休め!となりますが、後者の場合だと、回復に近づいているので、チャレンジしてみる価値はあるからです。
趣味への自信喪失はなかなかつらい
趣味は生活の充実のためにあり、ストレスや嫌な現実から目を背ける機能があります。
もしも趣味に自信が持てない、挫折してしまうとしたら?
それは、逃げ場を失ってしまうようなものです。
私の場合、それが読書でした。
私が読書に対して自信喪失した背景
過去の事なので曖昧になりますが、読書への自信喪失をしてしまった背景には、
- 慣れない土地・仕事でのストレスによる症状の悪化
- 時間が確保できなかった
- 難解な書物や分厚い本にチャレンジしていた
の3つが考えられます。
慣れない土地・仕事でのストレスによる症状の悪化
私は二年前の春に関東から大阪に来て、新卒で働き始めました。
土地にも慣れない、仕事にも慣れないでストレスが溜まっていたことは、想像に難くありません。
当然、メンタルの調子も崩します。
そんな中、趣味の読書でストレスを解消しようにも集中できるはずもなく、幾度となく挫折しました。
この経験が、読書への自信喪失をもたらしたのだと思います。
時間が確保できなかった
単純に読書の時間が確保できなかったのは痛かったな、と思っています。
ある程度仕事に慣れてきたら、時間も心も余裕ができます。
症状が悪化したせいで退職した私ですが、余裕を持てる時期もありました。
ただ、やはり体力回復に努めたい、妻とどこかに出かけたいなど、読書に割く時間はありませんでした。
このことにより、読書への自信を回復する機会を失い、結果として、読書への自信喪失につながったのではないか、と考えています。
難解な書物や分厚い本にチャレンジしていた
これは完全に私が悪いですね。
私はカッコつけたがりなので、一般的な読後感だけでなく、難しい本や厚い本を読んだ達成感も味わいたがる傾向にあります。
恥ずかしいですね。
当たり前ですが、難解であったり、分厚かったりすると読むのに非常に苦労します。
ブランクがあると余計に難しいもので、普段散歩しかしてないのに、エベレストに挑むようなものです。
こんな間抜けなことも、私が読書への自信喪失を経験した背景にあります。
自信喪失してる中、どうやって本を読み切ったのか?
本を読み切るためにしたことは、非常に単純なことでした。
自信喪失になった背景と、真逆の状態に身をおけばいいのです。
すなわち、
- ストレスの軽減
- 時間の確保
- 易しい本にチャレンジ
の3つになります。
これまで読み切れなかった状況を避ければいいわけです。
これで本を読み切ることができ、成功体験へと繋がりました。
自信喪失からの脱却のために成功体験を積もう
病気の症状でない限り、自信喪失から抜けるには、成功体験が一番の特効薬です。
そして、成功体験への準備は、余裕を持つことと、ハードルを下げることから始まります。
先ほどの私の例ですと、精神的余裕と時間的余裕を手に入れ、易しい本を選択することで成功体験をつかむことができました。
ただ、余裕を持つ、ということはなかなか難しい状況にある人も多いと思います。
その場合、ハードルを思い切り下げればいいのです。
読書ならば、短い間隔で区切りのある新書や、短編小説の中でも薄いものを選んだりすると良いでしょう。
私も、これからもっと自信を付けるために、易しめの本を何冊か読もうと考えています。
無理せず成功体験を積んで、少しずつ自信喪失から脱しましょう。
以上、ヤチヤチルでした。
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