こんにちは、ヤチヤチルです。
メンタルを病むと何もせず、何も考えず休む時間を必要とすることがあります。
一方で、たとえ休養中だとしても、何もしない状態ばかりが続くと、逆にメンタルの調子を崩す場合があると経験上感じています。
少し動ける場合は、一割程度の労力で何かしてみると良いかもしれません。
目次
何もしない状態がメンタルに悪影響を及ぼす理由
これまで何度も休養を繰り返してきた中で、何もしないのは逆にメンタルに悪いな、と感じることがときどきありました。
なぜメンタルに悪いかというと、主に次の2つのことを引き起こすからです。
悪影響な理由①:余計なことを考えてしまう
何もしていないと、頭の中で色々考える時間が増えます。
うつの状態にあると、ただでさえネガティブな思考に陥ってしまいがちなのに、時間がたっぷりあると、余計悪い方向に思考が進んでしまうんですよね。
例えば、自分は一生回復しない、誰にも必要とされていない、いっそ消えてしまいたいといった具合です。
病気の症状でもあるので、医師による治療はもちろん必要ですが、少しでも動けるなら何かした方が多少楽になるでしょう。
悪影響な理由②:罪悪感や焦燥感をもたらす
おそらく誰でもそうだと思いますが、他の人が会社や学校に行ってるのに何もしない、って後ろめたさがあるんですよね。
堂々と休んでろと言われても、何もせずに過ごすと罪悪感が生じます。
加えて、有意義なことを何もしてない、と考えてしまい焦燥感に駆られます。
罪悪感も焦燥感も良いとはいえない感情です。
多少動ける場合は、何かやってみた方が気がまぎれるかもしれません。
少しだけ動けるときに私がしてきた6つのこと
うつ病や双極性障害の治療において、「休む」とはずっと寝ているだけでなく、自分が興味を持ったことや、できることをやってみる、という意味も含まれています。
なので、何もしないことでメンタルに不調をきたすのならば、多少動いてみるというのもありでしょう。
かといって、何をすればいいんだろう?という人もいるはずです。
参考までに、私のこれまでやってきたことをご紹介します。
近所を散歩してみる
ちょっとでも動けるなら、なるべく散歩するようにしていました。
家の中のこもっている空気に比べて、開けた外の空気は気持ちよく、良い気分転換になっていました。
これは好みですが、散歩にはある程度目標があった方が良いでしょう。
以前記事にもしましたが、外出の訓練として電柱を目安に散歩をしていました。
ストレッチや体操をしてみる
外出するのが難しいときは、ストレッチや体操をしていました。
布団から出て、少しだけ身体を動かしてみると、少しだけ気持ちが楽になります。
やることがわかりやすいので、私はラジオ体操をよくしていました。
外に出るのが怖い、動けるが外に出るほどの元気がない方にはおすすめです。
料理をして食べてみる
一人暮らししているときは、好きなように料理をしていました。
作った後は、美味しく食べることができるのでとてもお得です。
洗濯や掃除など、料理以外の家事もいいかもしれません。
DVDやテレビを見てみる
身体はイマイチだけど頭は多少楽だ、というときにはDVDやテレビを観て過ごしていました。
とても手軽なのでオススメです。
ただ、集中力が続かない、音がやかましい、となることもあるので、そのときは休憩するか切り上げた方がいいでしょう。
マンガや小説を読んでみる
読書が好きだったので、マンガや小説を読むこともありました。
個人的には、若干ハードルが高いと感じていたので、読書できたのは比較的調子の良いときでした。
また、調子に合わせて読むものを変えていて、例えば調子悪めならマンガ、まあまあなら短編小説という具合にしていました。
ペットと遊んでみる
精神科に通院し始めてから、たまたま猫や犬のいる生活となっているため、ペットに癒されています。
ペットは、存在してるだけで生活が豊かになります。
気晴らしとペットのストレス解消のために、動けるときにはよく遊んであげます。
もちろんペットが気分ではないときには見てるだけになりますが笑。
何かしよう!というときに気を付けたいこと
これまで、動けるなら何かしてみましょう、という論調で進めてきました。
一方で、動くにあたって気を付けておきたいこともあります。
ネットサーフィンは好ましくない
ネットサーフィンをしていると、無限に情報が出てきます。
大量の情報は調子悪いときの脳には良くありませんし、また切り上げるタイミングもわからず過剰に疲れてしまうでしょう。
個人的には、必要な場合を除いて、休んでいるときはネットサーフィンをしない方が良いと考えています。
強迫観念で何かしようとするのは逆効果なのでやめよう
何かしなければ!と強迫的になるのは、避けた方がいいでしょう。
強迫的になるとそれは義務めいたものと化します。
やらなければならないことから一旦解放されて休んでいるのに、強迫的に何かをしていたら本末転倒です。
可能なら周囲の人にできるかどうか判断してもらおう
人間、無理して動いてしまうこともあるものです。
自分の状態を見極め、できる範囲を決めることができればベストですが、普通そんなにうまくいきません。
特に久しぶりに活動する場合において、可能ならば、何かしようとする際には周りに相談できるといいでしょう。
復学・復職目的に何かするなら主治医と要相談
私はリワークやデイケアではなく、自宅で復学・復職へのトレーニングをしたり、しようとしました。
その相談を主治医にしたとき、返答が異なりました。
休学時の主治医には、自分のペースでやってみたらいい、と勧められました。
他方で、休職時の主治医には、そんなことせずに休め、と指示を受けました。
医師ごとでの考え方の違いもありますが、おそらく体調を診た上での指導でしょう。
復学・復職となると気合を入れすぎることもあるので、主治医とよく相談した方がいいでしょう。
程よく休んで、程よく動く
精神疾患を持っていると、どうしても調子に波が出てきてしまいます。
疾患の特徴上、何もせずにいると、余計なことを考えてしまったり、罪悪感や焦燥感が生じるでしょう。
動けない日は休むほかないですが、少しだけ動けそうな日は何かしらする方が良いと思います。
もちろん強迫的になったりするのはあまり良いとはいえません。
今お休み中の人は、程よく休んで、程よく動いて、良い休養をとりましょう。
以上、ヤチヤチルでした。
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