妻の出版 感想

【感想】リョコモコ『躁うつ夫婦 二人そろって双極性障害』(星和書店)

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こんにちは、ヤチヤチルです。

今回は私の妻であるリョコモコ著『躁うつ夫婦 二人そろって双極性障害』(以下、『躁うつ夫婦』)というコミックエッセイの感想です。

双極性障害の夫婦のほのぼのしたマンガで読みやすい

『躁うつ夫婦』は、共にⅡ型の双極性障害の当事者である夫婦の日常を描いたコミックエッセイです。
精神疾患の話で、波乱万丈な部分もありますが、絵のタッチや話の展開はほのぼのしており、非常に読みやすい作りになっていると感じました。
読む際の労力も小さく、手軽に読めるのではないでしょうか。

正直に言えば、まだ駆け出し中の身なので、絵はまだまだ発展途上ですが、それが逆に夫婦の生活感を出している・・・かな、と思うのは贔屓目でしょうか。

病歴が長いからこそ描けること

著者のリョコモコも、夫のヤチも、病歴は10年前後と中堅(?)くらいの長さがあります。

私がよく見かける精神疾患のコミックエッセイは、発症からの経過が描かれているものが多いです。
そのため、特に治療を始めたばかりの当事者や家族等向きの作りになっている印象です。

一方で『躁うつ夫婦』は、二人とも病歴が長めの当事者になります。
そのため、双極性障害との生活や付き合い方の実際が豊富です。
例えば、リョコモコが一人きりでうつになったときには、「寝逃げ」でいつも乗り切っていることが描かれています。

双極性障害はとても長い付き合いとなる病気なので、病気との付き合い方の知識が得られるのは貴重ではないでしょうか。

支えてくれる人の存在の強さ

リョコモコ夫妻は、共に双極性障害ということもあり、夫婦で互いに支え合っています。
例えば、リョコモコ夫妻にとって、希死念慮が出たときの一番の頓服薬は、パートナーとの魔法の言葉であることが描かれています。

病気や障害を患っていると、自分を支えてくれる人の存在がとてもありがたく、心強いものです。
『躁うつ夫婦』は、そのことを認識させてくれる一冊になっております。
パートナーや家族、周囲の方々に読んでもらうのも良いでしょう。

夫婦にも独身の方にもおすすめ

『躁うつ夫婦』は読みやすく、双極性障害の知識を得るのにうってつけの本です。
また、病気や障害を持っている方の支援の在り方を再考できる一冊でもあります。
そのため、どのような立場にある方にも役立つコミックエッセイかな、と考えています。

興味を持って下さった方は、ご購入を検討して下さると大変嬉しいです!

以上、ヤチヤチルでした。

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管理人のヤチヤチルです。
双極性障害(Ⅱ型)。手帳2級。
同病の妻と手を取り合いながら暮らしています。
【経歴】
東京大学大学院卒。
IT系企業に就職。1年半で休職、2年で退職。
現在Webライター。
お仕事は、問い合わせ or TwitterのDMにて。


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