こんにちは、ヤチヤチルです。
プロフィールにもあるように、私と私の妻(リョコモコ)は、双極性障害を夫婦共々患っております。二人ともⅡ型です。
同病なので助かる面もあれば、同病故に困る面もあります。
今回は助かることや困りごとについての紹介です。
ヤチヤチル夫婦ならではの特徴もあるかもしれませんが、精神疾患持ちカップルに当てはまったり、参考になる部分もあるはずです。
目次
互いに双極性障害で助かる3つのこと
助かることは次の3つです
- 病気の経験を共有できる
- 調子が悪い事に対して共感してもらえる
- 病気に対して少し前向きになれる
病気の経験を共有できる
精神疾患当事者の体験談が重宝されるように、同病の人が持つ闘病経験というのは病者が生活するうえで大切な武器になります。
体験談はなかなか手に入らないものですが、夫婦であれば互いの経験を密に共有することができます。
もちろん私と妻は別の人間なので、完璧な共有はできませんが、互いの経験は互いに役立ちます。
例えば、妻は仕事がなかなか続かなかった経験があり、そのことから職探しは慎重にした方がいいと私は学びました。
他にも障害年金の申請にあたって、Twitterのフォロワーさんから頂いた経験談と並んで妻の経験は重要であり、更にストーリー性があるので非常に助かりました。
調子が悪い事に対して共感してもらえる
パートナーが調子の悪いときに、できる範囲で看病するのは一般的な行為でしょう。
加えて、双極性障害持ちの夫婦だと、互いに面倒をみるときに共感を持つことができます。
病気を理解して看病してもらえるのも救われますが、プラスして共感を持ってもらえると温かみが増します。
会社員時代、欠勤のときにつらいことを共感してもらえて毎度助かりました。
また、夫婦一緒に体調が悪いときでも、つらいねと共感しながら言い合えるだけで少し気が楽になるものです。
まさに、病める時も健やかなる時も、といったところでしょう。
病気に対して少し前向きになれる
病気を抱えている人なら誰しも、病気を前にしてくじけそうになったことがありますよね。
そんなときに励まし合える同志がいると心強いもので、夫婦も例外ではありません。
励まし、励まされることで、治療に積極的になれたり、病気を受け入れようという気持ちになるものです。
また、相手を励ますことが、自分に対しての励ましにもなります。
夫婦で励まし合いながら生活しているからか、一人身だったときより症状は安定しているように感じています。
互いに双極性障害で困る2つのこと
助かることもあれば、困ることもあるもので、嫌でもうまいことバランスが取れています
困っていることは次の2つです。
- 軽躁とうつの相性が悪い
- 相手のうつに飲まれてしまうことがある
軽躁とうつの相性が悪い
過剰にエネルギッシュになってしまう軽躁と、活力が失われるうつは非常に相性が悪いです。
軽躁時というのはわがままになりがちで、片方がうつだと振り回されてしまいます。
もちろん、相手が軽躁だとわかっていても、うつで元気がないときはなかなか指摘できず、我慢せざるを得ません。
うつで帰りたいのに、妻が軽躁で引きずり回され出かけるということは何度もありました。
病識があまりないので何とも言えませんが、私も軽躁時に振り回しているのかもしれません。
相手のうつに飲まれてしまうことがある
双極性障害を患っていると、ちょっとしたことでうつになります。
互いに相手のうつに引っ張られないようにしないと!、とは心がけてはいるんですが、負けてしまうこともしばしば。
うつになって共倒れになると、家のことが回らなくなったり、生活リズムが狂ったりしまいます。
避けよう避けようとは思っているのですが、こればかりはどうしようもなさそうです……。
双極性障害持ち夫婦でも楽しく生活はできる
相手が軽躁で自分がうつで苦労したり、相手のうつに引きずり込まれたりと、大変なことも多いですが、互いに双極性障害を持った夫婦でも楽しく生活できるものです。
闘病の経験を共有したり、共感し合ったり、前向きに病気に向き合えたりすることで、病気という困難を乗り越えて充実した生活を送れます。
つらいこともあるけれど、私たちは幸せです。
病気が原因で交際や結婚を迷っている人はこの記事を参考にしてみてください。
以上、ヤチヤチルでした。
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